高精度なDNA分析「ゲノムPCRによる動物の遺伝子分析

遺伝子(DNA)分析は、まず検体よりDNAを抽出、精製をおこないます。
各動物のゲノムDNAに加え、感染がある場合には病原微生物のDNAが単離できます。
次に、鳥類性別検査であれば性染色体の特定遺伝子、病原微生物検査であればそれらの特定遺伝子を増幅させるPCRプロトコルを実行します(およそ2時間強)。
プロトコルに合致する遺伝子は二乗関数的に増幅され、標準的な電気泳動法で可視化できるようになります。
PCRプロトコルで増幅が確認できない場合は検出限界以下として「陰性」、増幅が確認できれば「陽性」と判定します。鳥類性別検査ではZZ(オス)か、ZW(メス)と判定します。
2連3反復の分析プロセスで高精度を確保した遺伝子分析
分析の信頼性で重要なのは再現性です。
当研究所では各項目について、1検体につき2連3反復の再現性分析をおこなっています。
2連初回の結果を「速報」として2営業日以内にメールまたはFAXでお知らせいたします。3反復で確定後、正式な結果を書面にてお知らせいたします。
他に、病原微生物ではポジティブコントロール、ネガティブコントロールを用意し、鋳型DNAの希釈列を作り、増幅の度合いを比較したり、複数のプロトコルで分析し、信頼度の向上を計っています。
